(1)概観
我が国は1980年7月にバヌアツが独立すると同時に、バヌアツの国家承認を行った。
これまで、政府高官や青年、文化関係者等様々なレベルでの人的交流が行われている。
我が国からの要人往訪では、太平洋島嶼諸国への基本政策を示した倉成ドクトリンが発表された際の1987年の倉成外相のバヌアツ訪問や、2003年の矢野外務副大臣の訪問が特筆される。バヌアツからの要人来訪としては、2006年5月にはリニ首相(当時)が沖縄で開催された第4回太平洋・島サミットに、2009年5月にはナタペイ首相が北海道で開催された第5回太平洋・島サミットに参加した太平洋島サミット

 

vanuatu

 

 

 

日・バヌアツ二国間関係

 

 

 

 

 

 

(2)国交・条約関係等
(イ)国交樹立
1980年7月 バヌアツ独立と同時に同国を承認
(ロ)二国間条約・取極(一般・水産無償資金協力に係る交換公文を除く)
1987年 青年海外協力隊派遣取極
2006年 技術協力協定

 

(3)経済協力
我が国のバヌアツに対する経済協力や両国間の人的交流の拡大等を通し、両国関係は良好である。2006年5月の第4回PALMにおいて発表された我が国支援策の中の5つの重点課題(経済成長、持続可能な開発、良い統治、安全確保、人と人との交流)及び2009年5月の第5回PALMにおいて発表された3つの重点課題(環境・気候変動、人間の安全保障の視点を踏まえた脆弱性の克服、人的交流の強化)を踏まえ、バヌアツへの支援が実施されている。協力分野としては、教育、保健、経済インフラ・地方開発、環境分野などが中心となっている。(バヌアツ経済協力実績)

 

(4)経済・貿易関係
貿易関係では、08年の我が国の対バヌアツ輸出額はおよそ46.9百万米ドル、輸入額はおよそ32.5百万米ドル、日本からの直接投資は約49億円(2008年、財務相貿易統計)に達しており、年間600人~700人の日本人観光客がバヌアツを訪問している国際機関太平洋諸島センター
我が国からの主要輸出品は輸送機械等の工業製品など
フィジーからの主要輸出品はカツオ・マグロ等の魚介類、牛肉等の食料品など

バヌアツ早分かり