対フィジー草の根無償資金協力「社会的技術開発センター改善計画」引渡式

令和7年9月25日
    

    
 

令和7年9月25日、対フィジー草の根無償資金協力「社会的技術開発センター改善計画」の引渡式が行われ、ヴァス イ・タウケイ大臣立ち合いの下、道井大使が、約104万フィジードル相当の学校校舎及び寄宿舎を社会的技術開発センターに引き渡しました。
社会技術開発センターは、16歳から35歳程度の若者を対象に、大工、配管、溶接、2ストロークエンジン整備及び自動車整備などの職業訓練を提供する施設で、本プロジェクト実施前は、教室の数が限られていたため、座学用の教室を実習室としても使用せざるを得ない状況で生徒の健康に悪影響を及ぼす懸念がありました。また、寄宿舎の収容人数に制限があることから、職業訓練を受けられる生徒の数に限りがありました。今回の施設整備により学習環境の大幅な改善が期待され、今後、社会的技術開発センターの教育体制の強化につながるものと考えられます。
道井大使は、「この校舎と寄宿舎が今後何年にもわたり若者たちと地域社会の役に立つことを願っています」と述べるとともに、プロジェクト関係者の尽力に深い感謝の意を表しました。