フィジー共和国海軍に対する政府安全保障能力強化支援(OSA)に基づく供与機材第一段の引渡し式

令和7年5月26日

    


2025526日、日本政府は、政府安全保障能力強化支援(OSA)に基づき、総額4億円(約600万フィジードル)の無償援助による最初の装備品を引き渡しました。フィジーは、この新たな協力枠組みに基づき支援物資を受け取る世界で初めての国となります。

井上隼一外務省総合外交政策局安全保障協力課長は、メイソン・スミス国防・退役軍人省次官に、水中カメラユニット、救難用ゴムボート、水難救助訓練用人形を引き渡しました。これらの機材は、フィジー海軍に対して供与を決定した警備艇等の警戒監視用機材のうちの第一弾です。来年までに、救難艇1隻と警備艇3隻が納入される予定です。

2023年に設立されたOSAは、同志国の軍隊等に対して資機材供与、インフラ整備等を行うための無償資金協力の枠組みで、同志国の安全保障上の能力や抑止力の強化に貢献することにより、我が国との安全保障協力関係の強化、我が国にとって望ましい安全保障環境の創出及び国際的な平和と安全の維持・強化に寄与することを目的としています。

フィジー共和国は、軍隊を有する3か国の太平洋島嶼国の1か国であり、太平洋の平和と安全保障において重要な役割を果たしています。
 

プレスリリース