フィジー共和国に対する無償資金協力「太平洋諸島における気象業務向上及び災害リスク軽減のための地域拠点整備計画」に関する書簡の署名・交換

令和7年3月27日
 

 

3月27日(現地時間同日)、フィジー共和国の首都スバにおいて、道井緑一郎駐フィジー共和国日本国特命全権大使と、ロ・フィリペ・トゥイサワウ・フィジー共和国公共事業・気象サービス・運輸大臣(Honourable Ro Filipe Tuisawau, Minister for Public Works, Meteorological Services and Transport of the Republic of Fiji)との間で、供与額17.39億円の無償資金協力「太平洋諸島における気象業務向上及び災害リスク軽減のための地域拠点整備計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
 
このプロジェクトでは、フィジー政府における気象分野での開発ニーズを満たすだけでなく、他の太平洋地域諸国にも気象関連サービスを提供する最先端の施設が整備されることになります。具体的には、
i    世界気象機関(WMO)のガイドラインに準拠した研修施設;
ii    WMOのガイドラインに準拠した気象測器校正機材の設置と、フィジーと太平洋諸国を対象としたに気象機器校正サービスの提供;
iii 気象に関する書籍、記録などの保管・閲覧用の図書館の整備
 
ロ・フィリペ・トゥイサワウ公共事業・気象サービス・運輸大臣からは、日本の支援を感謝しつつ、これは「共通の課題に向けた共創イニシアチブ」の下でフィジーおよび太平洋地域において初めて実施される災害防止と早期警戒システムの強化措置であると強調しました。