» 経口感染症等の流行

 

4月に入ってから、フィジーのバヌアレブ島を中心に腸チフスを初めとした経口感染症等が流行しており、感染者の数が増加しています。フィジー保健省によると、現在までに報告のあった患者数は、腸チフス65名、テング熱34名、レプトスピラ症22名の症例が確認され、2名の死者も発生しています。これらの原因は、先月のサイクロン「クリフ」の影響を受けて洪水が発生したことに伴い、衛生状態が悪化し、汚染された水や食物を飲食することによって感染すると見られています。そのため、同保健省は、衛生面には十分注意し、疑いのある症状が出た場合には、直ちに病院で診察を受けるよう呼びかけています。予防方法は次の通りですので、十分ご注意下さい。

・水道水等の生水の飲用は避け、ミネラルウォーターにする。
・生水を煮沸して飲用する場合は、15分以上煮沸させ、沈殿物を避ける。
・生ものや古い食べ物は避ける。
・衛生状態の良くない飲食店は避ける。
・蚊に刺されないよう、長袖長ズボンを着用したり、蚊よけスプレーを使用する。