日本・ツバル二国間関係

 

(1)概観

我が国は1978年10月にツバルが独立すると同時に、ツバルの国家承認を行った。1979年4月には両国の間に外交関係が開設された。
これまで、政府高官や青年等様々なレベルでの人的交流が行われている。
我が国からの要人往訪では、2006年8月に小池環境大臣(当時)、2007年9月に石原東京都知事、2008年1月に鴨下環境大臣(当時)のツバル訪問が特筆される。ツバルからの要人来訪としては、2006年5月にはトアファ首相(当時)が沖縄で開催された第4回太平洋・島サミットに、2009年5月にはイエレミア首相が北海道で開催された第5回太平洋・島サミットに参加した(太平洋島サミット)。

 

(2)国交・条約関係等
(イ)国交樹立
1978年10月 ツバル独立と同時に同国を承認
(ロ)二国間条約・取極(一般・水産無償資金協力に係る交換公文を除く)
1986年 日・ツバル漁業協定
1990年 民間漁業協定(1991年失効、その後、1994年に再開)

 

(3)経済協力
我が国のツバルに対する経済協力や両国間の人的交流の拡大等を通し、両国の関係は良好である。
第4回PALMにおいて発表された我が国支援策の中の5つの重点課題(経済成長、持続可能な開発、良い統治、安全確保、人と人との交流)及び2009年5月の第5回PALMにおいて発表された3つの重点課題(環境・気候変動、人間の安全保障の視点を踏まえた脆弱性の克服、人的交流の強化)を踏まえ、ツバルに対して支援が実施されている。協力分野としては、インフラ整備、気候変動対策、行政能力強化、人材育成などが中心となっているツバル経済協力実績

 

(4)経済・貿易関係
貿易関係では、08年の我が国の対ツバル輸出額はおよそ33.8百万米ドル、輸入額はおよそ7千米ドルとなっている(国際機関太平洋諸島センター)。
我が国からの主要輸出品は輸送機械など
ツバルからの主要輸出品はまぐろなど