対キリバス草の根無償資金協力「キリバス人道支援物資倉庫太陽光発電整備計画」引渡式
令和7年8月28日
                         
   
  
2025年8月28日、タネス・マーマウ大統領立ち合いの下、道井緑一郎駐フィジー日本国特命全権大使 (PIF日本政府常駐代表)及び池田博次在キリバス共和国日本国臨時代理大使は、キリバス国家災害管理局に、蓄電池式太陽光パネルシステムを引き渡しました。
キリバスは海抜が非常に低く、気候変動の影響を最も受けやすい国の一つです。そのため緊急事態における人道支援体制の強化を目的として、豪州、ニュージーランド、ドイツ、英国、日本が連携し、「大洋州人道支援物資倉庫計画」を共同で推進しています。日本はこの計画の一環として、倉庫の太陽光発電設備の整備を担当し、本事業は対キリバス草の根無償資金協力「キリバス人道支援物資倉庫太陽光発電整備計画」として実施されました(供与金額は24.8万オーストラリアドル)。今回整備された太陽光パネルシステムにより、自然災害等の緊急事態時に、速やかに必要な人道物資を供給できることが期待されます。
式典において道井大使は、「本プロジェクトは、キリバスの緊急対応能力を強化し、再生可能エネルギーの活用により停電への対処を可能にするだけでなく、キリバス政府、キリバス国民、我々のドナー・パートナーおよび日本の間の友情の絆をさらに深めるものです」と述べ、本案件に対する関係者からの協力に深い感謝の意を表しました。
